ユーキャンの憂鬱

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えっちげーむ紹介と感想。CGバレいやな人は回れ右で。

【月に寄りそう乙女の作法(Navel)】感想 ~女装してでも、僕は、夢を諦めたくない!服を作りたいんだ!~

Navel作品です。ちなみにアフターストーリーは未プレイです。後日やります。 

  • プレイ時間 42時間
  • ジャンル  キャラゲー+シナリオゲ―
  • エロ度   ★★
  • 満足度   ★★★
  • おすすめ  ★★★

 

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この中で、男はだれでしょう(?)

 

 

〇概要

 ある日、主人公は、かつて自分の価値観を変えてくれた尊敬するデザイナーが、日本に服飾の学校をつくることを耳にする。これがきっかけとなり、主人公は、一度諦めてしまった服飾の道をもう一度目指そうと決意する。しかし、そこはなんと女子高だった…それでも、夢を諦めなくない!→よっしゃ女装して通ったる!

 細かい設定は多々ありますが、簡単に言えば上のような物語です。服飾が物語の中心になっております。そして女装ものです。

私はシナリオゲーのつもりでこの作品をプレイしましたが、実際はキャラゲーのような側面も強いです。もちろん、シナリオゲーと取れる部分もあります。

 また、アペンドディスク(フルボイス版を買えば必要ありません)を適用することで、主人公にボイスが付きます。これは、物語をより深く楽しむためには必須と言えます。

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〇よかった点

1)描写が細かく、整合性が取れてる

 プレイ時間42時間とあり、全体的にかなり詳しく描写されています。個別ルート間で、その差はありますが、読み手が置いて行かれることはないでしょう。ヒロインと出会って、時間を重ねて、思いが募っていく様子は、大変よくできていると感じます(特にルナやユーシェ、瑞穂は論外だけども)。

 正直、服飾がテーマと知ったときは「地味だなー」と思いました。しかし、ルナとユーシェルートは、服飾とは思えないほどの熱い展開でした。グイグイ読まされましたね。「ここでおわるんだろうなー」と油断してましたが、予想以上の二転三転で、満足度は高いです。

 タイトルに関しても、プレイ後は、なるほどなという感じになるでしょう。

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2)現実味が強いのに心に訴えかけてくる物語

 現実に限りなく近い雰囲気が物語全体にあります。つまり、超能力・戦闘といった類のものはないです。グロも死も鬱もありません。ある意味、このような18禁ゲームの十八番と考えられるような要素が不足している中で、人の心に訴えかけるような物語をつくれることはすごいことでしょう。

 しかし、これも実際は、個別ルートの間で差が激しいです。「何がいいたかったのだろう」と感じる個別ルートもありました。複数ライターですので、そこは仕方ないかと。

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3)りそなかわいい

 ただの私の趣味です。ごめんなさい。でも気に入ったキャラがいるって非常に重要なことですよ?

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4)シーンジャンプ機能で既読スキップが楽

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〇よくなかった点

1)効果音が大げさすぎて白ける

 なんとなくですが、場面の雰囲気に適した効果音が使えてなかった気がします。

 

2)1つの台詞が多めで、文字が小さい

 直前にプレイした作品が「少女たちは荒野を目指す」であり、比較すると、文字の大きさはだいぶ異なることに違和感を覚えてしまいました。あまり小さいと読みににくくて…というか「しょこめざ」の文字大きすぎだろ!!!めっちゃ読みやすかったわ!!

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3)長い

 正直言いますと、まさかここまで時間がかかるとは思ってなかったです。よかった点で描写が細かいと挙げました。しかし、細かすぎるところは実際あり、展開が読めてしまうのに、ただひたすら冗長に画面の中で展開を繰り広げられても、正直困りますし、退屈します。

テンポが悪い、といえばよいのでしょうか。無意味に見える日常会話があってこそ、個別ルートが映えるとも言えますがね。そこに関しての考えは個人差ありです。

日常シーンのおもしろさってライターによってかなり異なると思います。クリエイターの話を、作品の評価するときに用いることは少々気が引けますが、日常シーンがとにかくつまらない、というか合わないライターさんはきっと誰しもいることでしょう。

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4)個別ルート間の差が激しすぎる

 先に述べた通りです。ルナ・ユーシェルートはよいです。

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5)エッチシーンの後付け感

 最初からコンシューマ移植狙ってたような感じでした。正直、かなり薄いです。アフターストーリーで巻き返してくれると信じます。

 

 

〇総評

 おもしろいかと訊かれれば、面白いと言えます。つまらないかと訊かれれば、つまらないとも言えます。参考になりませんが「普通に面白い」作品です。

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↑↑↑まさにこれなんですが(^^;

極論ですが、結局は、ヒロインと学校通いながらキャッキャウフフして、個別ルート入ったらそれぞれの問題が実はあってーというエロゲーの王道の展開なんですよ。

異なることは女装していること・設定と描写が少し凝ってること・最後のまとめ方とその山場への持っていき方がうまいことです。

ほぼ同じ時間のプレイ時間ですが、「素晴らしき日々」のような、プレイした後のぶちのめされた感じがありません。唯一無二とは言えません。だからこそ、面白いはずなんだけど、手放しには面白いと私は言えないんでしょう。

コンシューマで映える作品、だと思います。

エロゲ初心者にはおすすめできません。長いし、エロ薄いし、テキストもそこまで魅力的ではないし(私には合わなかっただけで、好きな人はいるでしょう)。女装ものって時点でハードル高いです。

キャラの日常シーンのやり取りが好きな人・細かい描写が好きな人・女装ものに興味ある人はぜひやってみてください。

 

 

 

追記

いまからやる人は「フルボイス版」がおすすめです。「Standard edition」は通常版、「Limited edition」は初回版です。初回盤のみサントラがついてきます。アペンドディスクを入手するには別個に買うか、「乙女の理論とその後の周辺」の初回版についてきます。