ユーキャンの憂鬱

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「この作品に興味あるんだけど、実際どんな感じなの?」人向けのエロゲ紹介記事と思考まとめ

【媚肉の香り(elf)】感想 ~これがエロゲーだ~

クリアしたこと自体はかなり前なのですが、僕にとって心に残る作品であり、ぜひ多くの人にやってほしいので、記事にします。

 

  • プレイ時間 不明
  • ジャンル  抜きゲ―(+シナリオ)
  • エロ度   ★★★★★
  • 満足度   ★★★★★
  • おすすめ  ★★★★★

 

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〇概要

 主人公は大学生であり、彼女(彼氏彼女の彼女です)の紹介によって、ある女子高校生の家庭教師をすることになった。その女子高校生の家庭はかなりのお金持ちらしく、給料がいいことに満足した主人公は、そのまま家庭教師のアルバイトを続けていた。そんなある日、その女子高校生が成績が想像以上にあがってきたことに対して、志望校のランクを上げたいと言い出し、主人公は住み込みで家庭教師することになった。しかし、その家は、どこか、狂っていた・・・

 あらすじは上のような感じです。物語の序章にあたる部分を要約しただけにすぎませんが。

 まず、主人公が大学生という自体で、僕にとってはかなり珍しかったです。(筆者が学園ものばかりやってるせいかもしれませんが・・・というか学園もの多すぎだろ)しかも、すでに彼女持ちという(怒)。女子高校生の家庭教師ということで、そのまま教え子と教師のいけないエッチ♡みたいなあまい展開を予想されるかたもいるかもしれませんが、そんな甘い雰囲気はないですね。

 elfはエロゲ業界ではかなりベテランのメーカーさんで、今でこそ解散してしまいましたが、少しダークな作品を主流としています。具体的にいうとNTRとか盗撮とか催眠とか。今多数制作されているような、あまーい恋愛とかふわふわした現実離れした世界観はありません。現実に限りなく近い世界観です。

 ぶっちゃけ「媚肉の香り」は抜きゲ―です。しかし、他の抜きゲ―とは明らかに一線を画していることは間違いありません。シナリオも凝ってます。

 ゲームを始めているうちに、どんどんのめり込んでいくと思います。先が気になります。誰が黒幕か、この人なんじゃないか、もしかしてみんなグル?、僕はとてもワクワクしてプレイできましたし、クリックが止まりませんでした。

 そして、物語終盤のタネ明かし。予想外の人が黒幕だった時の驚き。正ヒロインの意外さ。純愛。NTRによる心の痛さ。NTRってあんまり心痛むものでもないだろうと思ってました(おい)。しかし、あまりにもこの物語に没入しすぎたせいか、とても心が痛く、泣けてきました。逆に、純愛展開のときは、それはそれはよい純愛でした。なぜこれが大人のエロゲーと言われてるのか、理解できました。

これは大人のエロゲーです

 

 

〇よかった点

1)THE ADV

 最近のエロゲーって、主人公に感情移入しづらいと感じます。ものすごい鈍感だったり、わけわからん強さを持っていたり。名前もいつの間にか変更できないエロゲーが当たり前になっていますしね。プレイヤーは基本的に蚊帳の外で、物語を読んでいる「読み手」でしかありません。(魔女こいにっきをやって特に感じるようになりました)それってADVとしてどうなんだろうと僕は思うんですよ。ただセリフを読んで、クリックして。エロゲーの紙芝居スタイルが嫌いなわけではないです。ただ、それはADVというジャンルとは違うがします。

 「媚肉の香り」は違います。ここで自分ならエロいこと考えるのにな~という場面で主人公はしっかりその反応をしてくれます(実はこれは物語的に意味があることですが)。さらに、物語を読み進めていくうちに、家の中を自由に移動できる場面が多々あります。攻略を見ながらやったため、僕は無駄な行動はしませんでしたが、プレイヤーが主人公を自由に動かせる場面があると、主人公に感情移入しやすくなり、物語にダイブしている気分になれます。ワクワク度合がまったく違います。

 

2)エロい

 原画の市川小紗の絵は、はっきり言って他のエロゲ絵師誰にも描けないハイクオリティです。こんな絵を描けるひとがいたことをしらなかったなんて損してたな、と。このゲームはなぜかスクショができなかったため、絵を見せられませんが、THE女性、のような絵を描きます。一目見て惚れる絵です。「媚肉の香り」をプレイし終わったあと、他の市川小紗原画のエロゲすべて買ったくらいファンになりましたね。

 この市川さんの絵もあって、より現実感のある世界観が生まれたのでしょう。下着の絵は、間違いなく天下一品です。さらに、エロシーンはぬるぬる動きます。少しカクカクする部分もありますが、そんなこと気にならないくらいエロいです。満腹です。これで興奮しないひとなんていないと思います。(断言)

 

3)予想の斜めをいく展開

 上で書きましたが、本当に意外な展開が多かったです。展開が読めてしまった後に、物語を進めることは、けっこう退屈なんですよ。逆にわかりきってる王道展開も、それはそれでいいんですけど。

 18禁でしかできない展開を見せてくれます。ラノベ、アニメでは不可能です。さらに伏線の張り方もうまいです。意味がないと思っていたことが、物語に密接にかかわっていたことがわかると、興奮しましたよ(僕だけかもしれませんが)

 

4)隠しルート

 ネタバレになるので、詳しくは伏せます。タイトルの付け方がうまいなとおそらくみんな思います、絶対。物語を、ある別の人の視点から見たとき、以前とはまったく物語の見え方が異なります。この隠しルートやったあとに、むしょうに本編もう一回やり直したくなるでしょう。視点を変えるだけで、これほどおもしろくなるとは…

 

 

〇よくなかった点

1)OPムービーがない

 ほんとうに珍しいです。まぁ別にぼくはいらないと思いますけど、ほしいひとはほしいですよね。逆にOPつくるお金を本編制作にまわしてくれたと思えば、まったく気になりませんが。所詮OPは、メーカーがゲームの宣伝のためにつくってるにすぎませんからね。

 

2)スクショできない

 winshotでできませんでした。なぜかはわかりません。あれほど美しいCGを保存できないことが非常に、非常に残念です。

 

3)移動パートで移動がもっさりしている

 上で絶賛した移動パートですが、あくまで前後にしか動けません。斜め移動とか、もうすこし自由度の高い移動ができれば、さらに楽しくなったかと。

 

4)入手しにくい

 ブランドが解散しているため、入手手段が中古しかありません。しかも値段それなりにします。クオリティ高いので仕方ないと思いますが、もう少し安いとハードル下がって、より多くの人にやってもらえるのに。

 

www.comshop.co.jp

 

ダウンロード版のほうが入手しやすいですね。高いですけど。

dlsoft.dmm.co.jp

 

 

〇総評

 僕はぜひ多くのひとにこのエロゲーをやってほしいです。ラノベにエロをつけたものがエロゲー、とはぼくは思いません。もちろんそれもエロゲーの一部です。ですが、18禁でしかできないことを、他では表現できないエロを、物語とどのように絡ませるか、どのように活かすか、これがエロゲーの価値だと思います。「媚肉の香り」は、エロなくしては成り立ちません。よく活かせてます。

 ふつうの学園ものに飽きた人、一風変わったエロゲをやってみたい人、あまりエロゲにハマったことがない人はおすすめします。NTRがまったくだめ、抜きゲ―が生理的に無理というひとは、逆に絶対にやらないでください。心折れます。