ユーキャンの憂鬱

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アニメ、エロゲ、マンガを好む農学部大学生の日常

H2O -FOOTPRINTS IN THE SAND- 総評ー過去に囚われ続ける少年少女の悲哀の物語ー

昨日は昼間は久々に外出して新しい靴とか服を買いにいってたので、アニメをみるのが遅くなってしまいましたが、一応見終わりました。

そこで思ったことを書いていきます。

ネタバレ満載ですので注意

⚫私の予想をはるか斜め上にいくストーリー展開にびびった

このアニメは総じて展開が急なんです。なんの前触れもなく平気で前の話の内容をまるでなかったかのように話を進めてきます。
とくにそのギャップがひどかったのは、主人公の目が見えなくなるところ。まさかの夢おちはさすがにびびるわw
最終回もさることながらなかなかすごい展開でした。これはべつの意味ですげぇ。
(スクールでデイズ並みかも)

⚫主人公といい、はやみちゃんといい、総じてみんな過去に囚われ過ぎでは?

このアニメに登場するキャラはほとんどが過去に囚われています。
たとえば、主人公。
母親が死んだ(おそらく自殺ではなく、私の推測では主人公または他の子供が線路内に立ち入ったのを助けようとしてひかれたのでしょう。最終回のはやみちゃんの行動からそう推察できる)ことに関して、ずっと引きずったままです。
次に、はやみちゃん。
自分はなにもしてないのに過去に親が村人を散々苦しめたことに対してずっと謝罪の気持ちで溢れている。
ほたるちゃん。
姉であるひなたちゃんの代わりになろうとして実際ひなたとして生まれ変わる。姉の死を受け入れられていない。
ほたるちゃんの祖父。
同じく姉でひなたちゃんの死を受け入れられていない。だから妹のほたるにひなたになれ、だなんてふざけたことぬかせるんですよ。
などなど...

とりあえずみんな暗い苦しい過去があって、多かれ少なかれそれに縛られている。
小日向一家をずっと恨み続けているのなんか、ただの逆恨みですからねぇ。大人げなさ過ぎ。
もっと早く過去を捨てて前に進む努力をしてくれてたら、もう少しまともなエンドになったであろう。

⚫辛いことからひたすら目を背け続ける主人公は人間の弱さをよく表している

主人公は盲目です。しかし病気ではありません。おそらく母親が死んだことに対してショックを受け、現実を拒んだ結果でしょう。
このアニメにおいて主人公の目が開いているのか、閉じているのかは非常に重要なポイントです。
目が開いているときは、おおかた楽しいことで、すなわち現実じゃない。
目が閉じているときは、おおかた辛いことで、すなわち現実なんです。
ストーリー順序的にいうと、閉→開→閉→開になります。つまり主人公は物語をとおしてほとんど成長してないです。いまどき珍しいですよね。
最初は盲目なんてとくに意味はない設定だろうなぁと期待してませんでしたが、しっかり盲目設定から訴えたいことはあったと思います。

⚫主人公以外はしっかり成長してるんだぜ、なんでやねん!

主人公は結局最後までダメなままでしたが、ヒロイン、とくにほたるちゃんとはやみちゃんはすごい成長してます。
ほたるちゃんは姉の死を克服して、しっかりほたるとして生きると決心しました。
はやみちゃんは、ただ謝罪してひとの恨みや憎しみを受けるだけの存在から、人間らしさを取り戻しました。
この2人はしっかり成長してるのに、おい、、、主人公さんよぉ...(^_^;)

音羽ちゃんの存在がいまいち...

たびたび前半で登場してきた音羽ちゃん。もとはひなたちゃんで、おそらく幽霊?なのですかね。この子のちからで主人公は夢をみていたんでしょう。
しかし、なぜそんな夢を見せていたんでしょうか。
ありがちなのは主人公につらい現実を受け止めさせるために必要だから、でしょう。
リトバスもおなじような感じです。恭介たちが理樹とりんちゃんが辛い現実でも乗り越えていけるように夢のようなもので成長させようとしてましたね。
しかしこれは成長できてません。ならなんなのか?
...
よくわかりません。
これから起こることがあまりにも過酷だからそれをみかねた神様がくれた楽しい一時、としか私には考えられません...
ほんとなんなのだろうか。

⚫はやみちゃんに告白→同棲のところはすごいよかった

やはりかわいいは正義。はやみちゃんはずっと外に住んでいたので、家電製品の使い方がわからないんです。それで不思議そうに眺めて恐る恐るさわるはやみちゃんは最高だった。

⚫全体を通して

正直まったく勧められません。曖昧な部分も多くさらに表現もよいとはいえません。平気でいじめの描写とかしてるし。
見てもいいですけど、後悔しないことをいのります。

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