ユーキャンの憂鬱

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アニメ、エロゲ、マンガの感想紹介を不定期にするよー@isyky2858

【聖騎士Melty☆Lovers(あかべぇそふとすりぃ)】感想 ~この気持ちはなに…これは、恋!~

2月15日から始めて、だらだらとプレイしてしまいましたが、2月19日をもって全ルートプレイしたので、感想を書きます。

 

 

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〇概要

 主人公は鍛冶屋の息子であり、幼いころから父親の作った剣を試すために、ひたすら道行く騎士と戦い続けていた。ある日、主人公は騎士になるために、騎士養成所(学校)に通うことに決めた。騎士になるためには、騎士試験というものを突破することが必須であり、必ず二人一組で受けなければならない。主人公はだれとパートナーを組むのか(ぶっちゃけ誰と付き合うか)ヒロインたちと学校生活を過ごしていくなかで決めていく。同時に、何のために戦うのかを考えていく。

 大筋はこのようです。SFチックな世界観に、剣を題材にしたファンタジーキャラゲー、とでもいいましょうか。特に小難しい設定はなく、すんなり世界観を理解できるかと。グロ、鬱、バッドエンドはなく、全体的に明るい物語です。剣を使うから、死と生が隣合わさった燃えゲ―、というわけではありません。

 一人のキャラにつき、おおよそ4時間ほどで、全体のプレイ時間は20時間に満たないかと。エッチシーンが各キャラ7つあり、エッチシーンでけっこう時間取ります。いちゃいちゃ度が高いので、エッチシーン読んでいてニヤニヤしてしまいました。ふつうのキャラゲーよりも多い気がするので、逆に飽きてくると言えなくもないです。(私はいくつかのエッチシーンはスキップしてしまいました…)

 個別ルートの内容は、どのキャラも癖がなく、よく言えば王道、悪く言えば王道です。

 

 

〇よかった点

1)原画:唯々月たすく

 ぶっちゃけ私がこのエロゲを買った動機は、原画が唯々月たすくさんだからです。期待通り、いや、期待以上の原画でしたほんとに…CGはもちろん、立ち絵も見ているだけで惚れ惚れしました。萌え絵というよりは、スラっとした綺麗な絵を描かれます。

 

2)エッチシーン多め

 上でも言いましたが、普通のキャラゲーに比べ、多いように感じました。まぁ騎士ということで、甲冑着てるので、当然のごとく甲冑でしますし、なによりエッチしたあとのベッドで添い寝しているCG、これが最高でした。エッチしてそのまま朝、なんとていうムードもへったくれもないエロシーンはあまり好きではないです。行為の余韻に浸る時間は至福です。

 

3)王道物語

 少しエロゲやアニメをかじってるひとなら、個別ルートを半分くらいやれば、結末が予測できてしまうでしょう(1人のヒロインだけ例外ですが)。お風呂に間違えて入ってしまって、ヒロインの裸を見てしまう、とか、訓練中に誤ってころんで胸をもんでしまう、とか。当然のことながらヒロインは全員処女ですし、主人公に恋していることになかなか気づきません。逆に、「このモヤモヤした気持ちはなに、そう、これが恋なのね」と気づき、主人公と結ばれてしまってからは、一変して驚くほどイチャイチャしエッチになります。

 王道は、多くの人に愛され、面白いとされるから王道になります。物語の理解がしやすいですし、安心してプレイできます。

 

4)性器の呼び方を選べる

 この機能に気づいたとき、これ抜きゲだっけと一瞬戸惑いました。性器に呼び方に拘る人もいるでしょう。2つからしか選べませんでしたが。

 

5)選択肢の少なさ

 実質3つくらいしかなく、攻略を見なくても十分個別ルートに入りやすいです。選択肢が多いのはどうしても面倒だと感じてしまうんですよねぇ…

 

6)中古価格安い

フルプライスとは思えない安さやで、まじで…

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〇よくなかった点

1)E‐moteが若干うっとうしい

 立ち絵がコロコロ動きますね。表情がセリフをしゃべっている間に変わったり、まばたきしたり。最初は新鮮味があって、よかったのですが、テキスト読んでいる間に上のほうでコロコロ動かれても、逆に気が散ってテキスト読みにくかったです。かといってエッチシーンでは動かないとか。いや、普通逆だろ(-_-;)

 

2)王道物語

 よかった点であげましたが、これはよくなかった点でもあります。王道というのは、多くの人から愛され、多用されるものです。だから、どうしても既視感を覚え、人によってはこの既視感に対して、面白くないと感じるでしょう。先がわからないからワクワクして面白いのだと考える人も当然います。私はどっちでもあるので、このエロゲをやっている間は、楽しいと感じたり感じなかったりをくり返しましたね。

 

3)サントラない

 あかべぇそふとすりぃはふざけてます。なぜサントラ出さないかわけがわかりません。音楽はそこそこいいです。気に入ったものがいくつかあって、サントラ買おうかなと思って探しても見つかりませんでした(涙

 

4)バトルシーンに迫力が足りない気が…

 所詮は2Dですので、限界があります。しかし、もう少し力入れてくれてもよかったのになぁと感じました。さらに、差し迫る緊張感、のようなものがバトルシーンでありませんでした。剣を交えるのですから、こういった死と生が隣り合った雰囲気をつくってほしかったです。メインはあくまでヒロインとのイチャイチャですから、仕方ありませんが。

 

 

〇総評

 批評空間では、70点というこれまた厳しい点数がついてます。しかし、楽しめたか楽しめなかったかと訊かれたら、もちろん楽しめたので、私的満足度は80点です。

 いつものように原画補正がありますが、気に入った絵師の絵が見れるだけで、満足度なんて高いもんですよ。シナリオ、音楽、エッチシーン、どれをとっても悪いところはないですが、かといって突出しているところもない、そんなエロゲです。

 エロゲ初心者、頭使わずに可愛い女の子といちゃいちゃ人、濃厚なシナリオゲーに飽き飽きした人、唯々月たすく絵が好きなひとにはおすすめできます。

 私のお気に入りキャラは、リル=クーリエです。かわいいの一言につきます。頭なでなでして、抱きしめてちゅっちゅしたいですね(おい

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Twitterまとめ

【媚肉の香り(elf)】感想 ~これがエロゲーだ~

クリアしたこと自体はかなり前なのですが、僕にとって心に残る作品であり、ぜひ多くの人にやってほしいので、記事にします。

 

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〇概要

 主人公は大学生であり、彼女(彼氏彼女の彼女です)の紹介によって、ある女子高校生の家庭教師をすることになった。その女子高校生の家庭はかなりのお金持ちらしく、給料がいいことに満足した主人公は、そのまま家庭教師のアルバイトを続けていた。そんなある日、その女子高校生が成績が想像以上にあがってきたことに対して、志望校のランクを上げたいと言い出し、主人公は住み込みで家庭教師することになった。しかし、その家は、どこか、狂っていた・・・

 あらすじは上のような感じです。物語の序章にあたる部分を要約しただけにすぎませんが。

 まず、主人公が大学生という自体で、僕にとってはかなり珍しかったです。(筆者が学園ものばかりやってるせいかもしれませんが・・・というか学園もの多すぎだろ)しかも、すでに彼女持ちという(怒)。女子高校生の家庭教師ということで、そのまま教え子と教師のいけないエッチ♡みたいなあまい展開を予想されるかたもいるかもしれませんが、そんな甘い雰囲気はないですね。

 elfはエロゲ業界ではかなりベテランのメーカーさんで、今でこそ解散してしまいましたが、少しダークな作品を主流としています。具体的にいうとNTRとか盗撮とか催眠とか。今多数制作されているような、あまーい恋愛とかふわふわした現実離れした世界観はありません。現実に限りなく近い世界観です。

 ぶっちゃけ「媚肉の香り」は抜きゲ―です。しかし、他の抜きゲ―とは明らかに一線を画していることは間違いありません。シナリオも凝ってます。

 ゲームを始めているうちに、どんどんのめり込んでいくと思います。先が気になります。誰が黒幕か、この人なんじゃないか、もしかしてみんなグル?、僕はとてもワクワクしてプレイできましたし、クリックが止まりませんでした。

 そして、物語終盤のタネ明かし。予想外の人が黒幕だった時の驚き。正ヒロインの意外さ。純愛。NTRによる心の痛さ。NTRってあんまり心痛むものでもないだろうと思ってました(おい)。しかし、あまりにもこの物語に没入しすぎたせいか、とても心が痛く、泣けてきました。逆に、純愛展開のときは、それはそれはよい純愛でした。なぜこれが大人のエロゲーと言われてるのか、理解できました。

これは大人のエロゲーです

 

 

〇よかった点

1)THE ADV

 最近のエロゲーって、主人公に感情移入しづらいと感じます。ものすごい鈍感だったり、わけわからん強さを持っていたり。名前もいつの間にか変更できないエロゲーが当たり前になっていますしね。プレイヤーは基本的に蚊帳の外で、物語を読んでいる「読み手」でしかありません。(魔女こいにっきをやって特に感じるようになりました)それってADVとしてどうなんだろうと僕は思うんですよ。ただセリフを読んで、クリックして。エロゲーの紙芝居スタイルが嫌いなわけではないです。ただ、それはADVというジャンルとは違うがします。

 「媚肉の香り」は違います。ここで自分ならエロいこと考えるのにな~という場面で主人公はしっかりその反応をしてくれます(実はこれは物語的に意味があることですが)。さらに、物語を読み進めていくうちに、家の中を自由に移動できる場面が多々あります。攻略を見ながらやったため、僕は無駄な行動はしませんでしたが、プレイヤーが主人公を自由に動かせる場面があると、主人公に感情移入しやすくなり、物語にダイブしている気分になれます。ワクワク度合がまったく違います。

 

2)エロい

 原画の市川小紗の絵は、はっきり言って他のエロゲ絵師誰にも描けないハイクオリティです。こんな絵を描けるひとがいたことをしらなかったなんて損してたな、と。このゲームはなぜかスクショができなかったため、絵を見せられませんが、THE女性、のような絵を描きます。一目見て惚れる絵です。「媚肉の香り」をプレイし終わったあと、他の市川小紗原画のエロゲすべて買ったくらいファンになりましたね。

 この市川さんの絵もあって、より現実感のある世界観が生まれたのでしょう。下着の絵は、間違いなく天下一品です。さらに、エロシーンはぬるぬる動きます。少しカクカクする部分もありますが、そんなこと気にならないくらいエロいです。満腹です。これで興奮しないひとなんていないと思います。(断言)

 

3)予想の斜めをいく展開

 上で書きましたが、本当に意外な展開が多かったです。展開が読めてしまった後に、物語を進めることは、けっこう退屈なんですよ。逆にわかりきってる王道展開も、それはそれでいいんですけど。

 18禁でしかできない展開を見せてくれます。ラノベ、アニメでは不可能です。さらに伏線の張り方もうまいです。意味がないと思っていたことが、物語に密接にかかわっていたことがわかると、興奮しましたよ(僕だけかもしれませんが)

 

4)隠しルート

 ネタバレになるので、詳しくは伏せます。タイトルの付け方がうまいなとおそらくみんな思います、絶対。物語を、ある別の人の視点から見たとき、以前とはまったく物語の見え方が異なります。この隠しルートやったあとに、むしょうに本編もう一回やり直したくなるでしょう。視点を変えるだけで、これほどおもしろくなるとは…

 

 

〇よくなかった点

1)OPムービーがない

 ほんとうに珍しいです。まぁ別にぼくはいらないと思いますけど、ほしいひとはほしいですよね。逆にOPつくるお金を本編制作にまわしてくれたと思えば、まったく気になりませんが。所詮OPは、メーカーがゲームの宣伝のためにつくってるにすぎませんからね。

 

2)スクショできない

 winshotでできませんでした。なぜかはわかりません。あれほど美しいCGを保存できないことが非常に、非常に残念です。

 

3)移動パートで移動がもっさりしている

 上で絶賛した移動パートですが、あくまで前後にしか動けません。斜め移動とか、もうすこし自由度の高い移動ができれば、さらに楽しくなったかと。

 

4)入手しにくい

 ブランドが解散しているため、入手手段が中古しかありません。しかも値段それなりにします。クオリティ高いので仕方ないと思いますが、もう少し安いとハードル下がって、より多くの人にやってもらえるのに。

 

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ダウンロード版のほうが入手しやすいですね。高いですけど。

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〇総評

 僕はぜひ多くのひとにこのエロゲーをやってほしいです。ラノベにエロをつけたものがエロゲー、とはぼくは思いません。もちろんそれもエロゲーの一部です。ですが、18禁でしかできないことを、他では表現できないエロを、物語とどのように絡ませるか、どのように活かすか、これがエロゲーの価値だと思います。「媚肉の香り」は、エロなくしては成り立ちません。よく活かせてます。

 ふつうの学園ものに飽きた人、一風変わったエロゲをやってみたい人、あまりエロゲにハマったことがない人はおすすめします。NTRがまったくだめ、抜きゲ―が生理的に無理というひとは、逆に絶対にやらないでください。心折れます。

 批評空間の点数は82点。間違いなく名作です。私的満足度は100点です。

 

 

 

【魔女こいにっき(Qoo brand)】感想 ~物語による物語のための物語~

2月8日から始めて毎日コツコツとやり、2月13日をもって「魔女こいにっき」全√終了したので、紹介&感想を書きます。

※ネタバレは極力しないように気を付けます。

 

 

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〇概要

あなたを好きになりました。

日記を買いました。

花と散る日々を、つなぎあわせておくために。

 

 

ーパッケージ裏より

 正直あらすじを語れません。多くを下手に語ってしまうと、重大なネタバレになりかねません。だから、私はパッケージ裏に書かれてた、上の3文で十分だと思います。

原画と題名から、ふつうの人なら、「魔法少女系かなー」とか「かわいい女のコたちと魔法使いながらいちゃいちゃする魔法バトルかなー」なんていう甘い幻想を抱くでしょう。

絵がものすっっっっっっごく萌えゲ―っぽいです。というか、僕はこの原画で、この物語のキャラで純粋に萌えゲ―したいと思いました。

しかし、重大なことに、魔女こいにっきは萌えゲ―ではありません。

大事なことなので、何度でも言います。

 

魔女こいにっきは萌えゲ―ではありません。

 

これは、細部まで凝って凝って凝りまくって錬成されたシナリオゲーです。とにかく凝っています。時系列がバラバラなエピソードからして気合入っていることがわかります。このかわいい原画さえも仕掛けです。物語の最初から、いや、それより前から仕掛けが始まっていたのです。

私はそんなことにも微塵も気づかず物語を進めていき、まんまとしてやられたという気持ちになりました。

物語の最後、真相にたどり着いたとき、いままでのエピソードがすべてカチリとハマった瞬間、きっとプレイヤーは何ともいえない興奮と満足感に襲われるでしょう。(私がそうでした。)

物語の大筋は、物語について語られています。物語が物語について語ります。あまり目にしないテーマであり、かつ人間一度はふれたことのあるものですので、興味がひかれると思います。

プレイ時間は、批評空間では20時間と出ていますが、体感ではプラス5時間はあるかと。少々中盤ダレると思われますが、十分この時間をかけるだけの価値はあります。

 

 

〇よかった点

1)一本道

 エロゲーでよくあることは、複数のヒロインのルートがあり、それらは完全に独立していて、別の世界線(シュタゲ風)の物語です。干渉することも、つながりがあるわけでもありません(トゥルーエンドがあるエロゲはそんなことありませんが)。しかし、魔女こいにっきでは、すべてのヒロインのルートがつながって、区切りこそ付けられますが、それはあくまで長い長い物語の一部です。つながりがあります。意味があります。だからこそ、内容が濃くなり、物語としての完成度が高くなります。

 

2)原画がすばらしい

 正直絵師買いの側面があったことは否定できません。シナリオがいいことは後で知りました。文句なしで、キャラが可愛く仕上がってました。萌えゲ―だろこれってレベルで完成度高い絵です。

 

3)凝ってるシナリオ

 上で書いたことです。最初から仕掛けがあります。本当にプレイヤーをある意味裏切っています。後半になると特に際立って面白くなります。序盤中盤がつまらないというわけではなく、序盤中盤があってこそ、終盤の面白さが錬成されます。

 

4)中古価格安い

 2014年発売で絵師にもシナリオライターにも恵まれてるはずなのに、この安さ。いったいどういうことなんですかねぇ…(;^ω^)

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〇よくなかった点

1)どうしても最初の???感が大きい

 つかみがよくわからず、投げてしまう可能性ありましたね。正直だれましたし、この物語って何がいいたいのかさっぱりわかりませんでした最初は。

 

2)萌え絵なだけにいちゃいちゃが少ないことが本当に悔やまれる

 シナリオゲ―なので仕方ありませんが、キャラもよくできてます。もっといちゃいちゃしたかった…素直な気持ちです。

崑崙ちゃんはまじでよかった!!普段とのギャップで脳みそとろけましたね。

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3)隠れエンディング曲がサントラにない…(´;ω;`)

 これちょいネタバレになってしまいますが、トゥルーエンド迎えたあとに隠れシナリオあるんですよ。それで、そのエンディング曲がスゴイ自分に響いて、よっしゃ特典のサントラ聞いたると意気込んだところ…

ありませんでした!!(血涙)

www.youtube.com

 

 

 

〇総括

 途中で投げ出してしまうおうか、何度もそう思いました。けど、この物語の最後までいけて本当によかったと思ってます。物語に触れたことのない人などいないはずがありません。だからプレイした人は、必ずなにかしら響く部分があると思います。

 萌え絵でシナリオゲーがやりたい人、凝ってるシナリオゲーがやりたい人、物語について考えたい人、普通の定番エロゲーに飽きた人、エロゲにあまりお金かけたくないけど完成度の高い作品をやりたい人にはおすすめできます。

 逆に頭使いたくない人、キャラゲーやりたい人、いちゃいちゃしたい人にはおすすめできません。

たぶん細部までしっかり読み込めば、かなり考察のし甲斐がある物語になるでしょう(私はやり直す気力がありませんが…)

 批評空間の中央値は79点と名作一歩及ばずという感じですが、私的満足度は90点くらいはあります。

 

 

 

追加なのですが、私は魔女こいにっきは、物語をテーマにした物語だと上で述べました。

しかし、それ以上に、心に残るセリフがあり、たぶんこのセリフこそが魔女こいにっきの核だと思ってます。私の勝手な思い込みかもです。

 

私の好きなひとが私を好きじゃない・・・

 

ーアリス 

 

エロゲに限らず、物語においては基本両想いが基本です。だから、もし自分が好きな相手が自分のことを好きじゃないという展開は、そうそう語られません。

でも、現実は片思いが基本です。だから、もし両想いに絶対になれないとしたら、どうするのか、を語っている。それが魔女こいにっきではないかなと私は思いました。

正直あまり根拠がなく、考察ではなく本当にただプレイして思ったことです。プレイ後の感想は人それぞれですので気にせずに。

 

 

Twitterまとめ

 

 

〇心に残ったセリフ

ネタバレ注意です。

「お金がないとか、学生にははやいとか・・・・・・」

「思えば、全部、怠慢よね。

 言い訳をつけて、本当の努力を怠った」

「それが、冴えないという評価につながったわけね」

 

魔女こいにっき・塚田 

 

「なんで私達はもてないの」

「おしゃれした」

「処女も捨てた!」

 

(中略)

 

「なんだか自分に自信がなくていらいらしているようで」

「自信がないから自分のことを考える余裕しかなくて。

 人のことなんておかまいなし。

 それが周りに伝わってるんだ」

「余裕をもちなよ」

「人に優しくしろよ」

「人なんて、優しくされたら、優しくしたくなるものだろ」

 

魔女こいにっき・たくみ、岡田、山田、塚田 

 

「物語とは不思議なものだよ」

「世界には確かに、誰もの感性に訴えかける・・・

 物語の、雛形のようなものがあって、総べての学問は、

 根底でそこに通じているのかもしれない」

「それは世界の真理であるとか。

 集合無意識とか呼ばれるものであったり。

 あるいは、神様の正体であるとか・・・

 そういうものかもしれない」

 

魔女こいにっき・たくみ 

 

「あなたは物語の姿を知ってる?」

「イメージの話よ」

「愛を描こうとすれば、それはきっと、天使の姿をしているだろう」

「不幸を描けば、悪魔の姿をしているだろう」

「それはつまり。属性ってやつがある程度はっきりしているから。

 イメージとして具現化されることもたやすいでしょう」

「じゃあ、物語は何?

 物語って、どんな姿をしているの?」

「それはきっと、ドラゴンの形をしているの」

「ドラゴンっていうのは、実に不思議なイメージよね。

 時々の印象も千変万化する」

「は虫類でもあり怪鳥でもあり、知性を抱いた賢者であり。

 かと思えばどう猛な魔王でもある」

「火を噴けば、氷だってとける。

 風を起こし、地響きを起こす。

 空を飛べば、大地を闊歩する」

「ドラゴンってやつは、それ自体が一つの物語なのよ。

 描くものによって、なんにでもなり得る。

 壮大で、古より人の憧景を生む」

「誰もがイメージすることはできるが、しっかり描こうとすれば、意外と難しい」

「どこかに存在していそうで、決して、どこにもいない」

「そして、物語とは、つまり竜だったのよ」 

 

魔女こいにっき・崑崙

 

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※打つの面倒になってしまいましたすみません

【夏空のペルセウス(minori)】感想 ~これは痛みの物語~

minori作品デビューです。全ルート終わったので、紹介&感想を少々書きます。

 

〇概要

 主人公と妹の恋は、生まれながらにして、痛みを自分に移す能力を持っていた。この能力のせいで、主人公たち兄妹は、痛みを一方的に移すことに利用され続けた。そんな現実から逃げるために、ある日、主人公たちは、人と無理に触れ合わずにすむ、とても田舎の村に移り住んだ。そこで、3人のヒロインと時を共にしていき、都会では感じられなかった人の優しさに触れ、人間的に変わりたいと思っていく。

 大方こんな感じです。人間の「痛み」がテーマになっています。ずっと能力のせいで逃げ続けた「痛み」と主人公がどのように向き合っていくのか、大筋はこれが描かれています。

 キャラゲーというには、内容がシリアスだし、抜きゲ―というにはエロシーンが少なく、シナリオに凝りすぎている気もします。シナリオゲーというには、エロシーンが多すぎるのと、シナリオにもうひとひねりほしいところです。

 プレイ時間がかなり短く、批評空間だと12時間くらいで終わるそうです。サクッと終わりますが、それなりに心に残るシーン、言葉があり、考えさせられました。

 僕としては、このエロゲーは、キャラが魅力的なシナリオゲーの皮を被った抜きゲ―だと捉えてます。

 

 

 〇よかった点

1)エロい

 申し訳ないですが、まずこれが浮かんできてしまいます…それくらいかなりエロい原画でした。ヒロインみんな胸が大きいですし、文句のつけようがありません。しかもかわいい。

 

2)女VS女の展開がすばらしい

 プレイすればわかりますが、妹の恋は恐ろしいほど主人公にぞっこんです。4つある√のうち、2つは主人公の恋人になったヒロインと恋が対峙して、ヒロインが主人公にふさわしいかどうかを確かめる場面があります。女の本音がぶつかりあう場面は、軽く鳥肌立ちました。主人公と恋人になったから、他のヒロインはあきらめて退くことが普通ですが、ここで退かない妹の恋はキャラとして素晴らしいと思いましたね。なかなか見ません。THE妹ゲ―です。

 

3)ゲームの中の雰囲気がすばらしい

 素晴らしいしかいってない気がしますが、何よりBGMや画面効果がたぶんどのエロゲーメーカーよりもダントツにminoriはよく、ゲームの世界に入り込んでる錯覚に陥ります。夏が舞台ということで、セミの鳴き声が心地良かったですね。背景や風景のCGも凝っていて、大変丁寧に制作されているんだなということが間違いなく伝わります。

 これはゲームだ、そう思ってしまうと、シナリオに入りこめない場合があります。いかにゲーム内にプレイヤーを引きずり込むか、とても重要なことです。

  minori自身がインタラクティブノベルと銘打ってるくらいです。入り込めます

 

4)短いのに、メッセージ性がある

 最初にも書きましたが、これは「痛み」の物語です。基本的に一貫しています。僕はとくにあやめ√の「痛み」がうむ「怖れ」に焦点を当てているところが面白いと思いました。設定の能力もよく使えてると思います。同じ能力を持つもの同士だからこそわからない痛みがあること。能力を使わなくても人を癒してあげられること。能力を間違って使うと人間らしく生きていけなくなること。そして、正しく能力を使うということ。私が攻略した順番が偶然よかっただけかもしれませんが、非常に辻褄が合いました。

 

 

 

 

〇よくなかった点

1)ある場面からある場面に移るときに、真っ白になる画面があり、それがやけに長い

 

2)テキストが横に長すぎて、目で追うときにつかれる

 

3)バックログが一行ずつ

 

4)ギャラリー開放が、全√を終えてから

 

これくらいです。ダレルこともなく、BGMは最高、画面効果で臨場感がある。他は文句のつけようがありません。

 

 

〇総評

  批評空間では、中央値75点とまぁやはり辛い評価がつけられてますが、私的満足度は100点です。よくない点であげたことはあくまでシステム面に関してこのことですし、ゲーム内容に関しては私は大変満足でした。尺が長ければいいというわけではないですし、あまりにも長いと内容忘れたり、そもそもコンプできずに途中で投げてしまうかもしれません。短いけど、そこそこシナリオ良くて抜ける作品ない?ときかれたら、間違いなくこの作品を推します。

 曲に関して、minoriはやはり神です。BGMの総数がそこらのエロゲよりはるかに多く、ED曲がヒロインごとに異なりました。気合の入り方が違います。他のエロゲだと、サウンドトラックが価格が高騰していて入手しにくいということがありますが、minori作品は豪華版を買えばついてくるので安心です。

 最後に、僕の推しは妹の恋ですね。もう最高。ぞっこん度合が半端なかった。

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〇個別ルート感想

 Twitterのまとめになります。よければ

 

【ホチキス(戯画)】感想 ~等身大の女の子と恋を楽しもう~

戯画といえばバルドシリーズで有名ですが、戯画が製作しているもう一つの有名なシリーズものであるキスシリーズの1作目をプレイし終わったので、感想を書きます。

※ネタバレは気にせず書くのでご注意を(といってもネタバレといえるほどのネタは物語の中にありませんでしたが)

 

 

〇概要

 簡単にいえば、特殊能力なしで、特に何のとりえもない主人公が、学園で女子高生と恋していく物語です。本当にそれだけです。あらすじも一応ありますが、ぶっちゃけそんな設定を置物にするかの如く、個別ルートでは展開していきます。

 

〇よかった点

 一つ目。何より作画がとびぬけていいです。私自身、このエロゲは絵師買いでしたが、予想をはるかに上回る作画で、大変満足しました。絵は、エロゲーにおいて一番わかりやすく感覚に訴えかけてくるものだと思っているので、キャラゲーでは特に重要です。

 二つ目。シナリオに起伏がなかったこと。これは賛否両論あると思いますが、私はキャラゲーにおいて必要なのは、シナリオの起伏ではなく、いかにヒロインといちゃいちゃできるかだと思っています。どのキャラの√でも、私にとっては、これは及第点でした。

 三つ目。エロシーンが思いのほかエロかったこと。絵師補正があると思いますが、それも込みで、いちゃいちゃできるエロシーンに大変満足でした。抜きゲ―ではないため、シーン数・尺の長さともに十分だったとは決して言えませんが、キャラゲ―ならこんなものでだろうと頷けます。

 四つ目。ダれずに攻略できたこと。キャラゲーによくあるのは、シナリオに無駄に起伏を付けたがって尺が長くなったり、いちゃいちゃシーンが長すぎたりすることです。

 前者においては、ゲームの世界観や雰囲気が気に入った人には少々残念かもしれませんが、実際にエロゲに避ける時間なんて普通の人ならそう多くないはずです。しかも、毎月かなりの数の新作エロゲが出ます。堪能したい気持ちもあるでしょうが、次の作品に行きたい気持ちもあるでしょう。この点において、いかに尺を一定に保ちつつ、ゲームの質を上げていくかが、エロゲーに求められていることだと思います。本作品は、プレイ時間が多くなく、むしろ少ないほうでストレスを感じずに楽しくプレイできました。

 後者においては、好きなヒロインの場合はいちゃいちゃシーンが多いほうが喜ばしいですが、好きでもないヒロインの攻略でこれをやられると、ほんとに拷問でしかありません。私は、本作品において、嫌いなヒロインがいませんでしたが。これも上に記述したことと同じく、尺を長くせずに、いちゃいちゃの質を上げることが求められていると思います。

 

〇よくなかった点

 一つ目。CGの数が控えめだったこと。CGがほしいなと思った場面でCGがなく、盛り上がりに欠けた気がします。

 二つ目。作品の題名になっている『ホチキス』の存在感がないこと。正直、ホチキスいらないです。後付け感が半端ないです。

 三つ目。テキストが若干読みにくかったこと。これは戯画作品全般に言えることですが、なぜか読みにくいんですよ…(僕だけにかもしれませんが)内容がどうとかではなく、テキストウィンドウの仕様のせいで読みにくい気がします。

 

〇総評

 批評空間では中央値65点とかなり厳しい評価がつけられてますが、私の私的満足度では80点くらいはあります。やはり、絵の評価の占める部分が多いですが、今の萌え絵があふれている時代に、等身大の女の子をしっかり描いてくれる絵師はそうそういません。いたとしても、それは抜きゲ―の絵師さんです。特殊能力がなく、等身大の女の子を描くことで、よりリアリティが増して、プレイヤーの満足度を引き上げます。

こういった等身大の女の子と、リアリティある恋愛ができるエロゲーは貴重だと思います。玄人やファンタジー好きな人には勧められませんが、今の萌え絵に飽きてる人、リアリティがほしい人、エロゲ初心者には十分勧められます。

ちなみに僕の推しはしずくちゃんです。

パンストと巨乳がとても素晴らしく、エロシーンに一番気合入ってましたね。

 

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〇個別ルート感想

Twitterでつぶやいたことのまとめになります。簡単ですが興味があれば